Profile
林周禧(イム・チュヒ)

韓国ソウル生まれ。両親の仕事の関係で高校のとき来日。
大学在学中にフジテレビのコーディネーターをつとめ、日韓関係の様々な仕事に携わる。
現在、NHK国際放送局の韓国語アナウンサー、ナレーター。 また民放のテレビやラジオ、講演会を通して韓国の最新情報を日本に紹介している。
早稲田大学、NHK文化センター青山校では韓国語講師としても活動中。 美容関係にも関心が高く女性誌を中心に韓国最新美容情報をレポートしている。

[詳しいプロフィール]

著書の写真

著書「音で味わう韓国語の
名文、名作」発売中

イム・チュヒのBlog
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2007年05月

2007年05月22日
ピアニスト 백건우( ペク・コヌ)

日本ではグンウー・パイクと言われていますが、本当の名前は백건우ペク・コヌと言います。日本で「パイク」と呼ばれているのは多分ローマ字で書かれている「Paik」という苗字からきているのでしょう。
1946年韓国ソウルに生まれ、15歳の時ジュリアード音楽院で学び、ニューヨークで活動した後、1982年からフランスを拠点に活動している韓国が世界に誇るピアニストです。

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生まれて初めて백건우さんのピアノに大きな衝撃を受けたのは
私が中学3年の時に見た演奏会でした。
いいな~、あんな演奏が出来るなんて、、、それからずっと憧れの存在でしたね(^^)
その백건우さんにお会いできたのは2002年でした。
NHKの招請で大阪、名古屋、東京で韓国のKBS交響楽団との共演が行われたとき、コーディネートをまかされご一緒しました。
いま考えてもあの一週間はまさに夢のような(?)至福の時間でしたね。

백건우さんの演奏は繊細で透明感に溢れています。
しっとりと心にしみ込んでくるような心地よさ、、、と思えばスケールの大きな曲ではピアノの音がどこまでも広がっていくような高揚感
たっぷりの演奏を聞かせてくれます。
そしてどちらの音もとても優しいんですよね。
どうしてこんなに優しいんだろう?ってずっと思っていましたが、
実際お会いして、その理由がちょっと分かったような気がしました。本当に大らか方だったんですよね!!!

ピアニストって結構神経質な人が多くて、練習するとき周りを人が
歩き回るのは普通考えられないのですが、백건우さんはスタッフが舞台を忙しく動き回っても余裕の表情で気持ちよく練習をなさって
いました。
そのリラックスした姿に驚き、“超”がつく凄い演奏にタメ息!

またオフ・ステージではいつも奥様を同伴されていましたが、
お二人の近くにいると백건우さんの奥様を思う優しい気持ちがとてもとても伝わってくるんです。あの演奏の優しさは人柄なんだ、、、
まじかで過ごした一週間の間、何度もそう思いましたね。

そして、目の前で聞いた(目の前と言っても舞台裏でしたが^^;)
ピアノ演奏は大感激の連続でした。
ラフマニノフのピアノ協奏曲が大好きで色々なピアニストの演奏を聞いてきましたが、백건우さんのラフマニノフは人を圧倒する迫力を持ちながら最後まであたたかさが途切れません。
というよりあたたかな気持ちが大波のように次から次に押し寄せてくる感じ。まさに打ちのめされるような演奏でした。

そして、ラフマニノフの壮大な演奏に続いて、フォーレの無言歌の
ピュアな演奏が始るわけです。
「天から聞こえてくる音色」とでも表現したくなるような、、、
気づいたら涙がこぼれていました。

直接お会いし、生の演奏を聞いてから、いままで以上に백건우さんのアルバムをよく聞くようになりましたね。
たくさん素晴らしい演奏CDがありますが、私のお勧めは下の二枚(どうしても一枚にしぼれない^^;)。

「ラフマニノフ ピアノ協奏曲全集」と「フォーレの無言歌」です。
ぜひ聞いてみてください!

   


2007年05月08日
유리상자 (ユリサンジャ)

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유리상자 の二人に会ったのは2004年の秋でした。
유리상자 とはガラス箱という意味で、男性二人組みのテュエットです。彼らの綺麗なメロディーと歌声(コーラス)は本当に素晴らしいとしか言い様がありません。その二人に会うことが出来たのは韓国語ジャーナルの取材でソウルに行った時のことでした。その時、何人かのアーティストに会うことが出来たのですが、유리상자 の二人のことはいまだに私の記憶の中に鮮明に残っていますね。
もともと유리상자 の歌は大好きでしたが、会ってお話をしてさらに好きになってしまいました。歌から感じ取れる優しさと言うか、、、「유리상자 って歌のままじゃない!」と思ったんです。二人からは芸能の世界で長くやっている人達にありがちな近寄りがたい雰囲気や変なクセは一切感じられませんでした。心が謙虚で綺麗。それこそ近所の気のいいお兄さんたちのような雰囲気の二人でした。この優しさや人の良さがそのまま歌に反映されているんだなと思い、嬉しくなりました。
数ある유리상자 のアルバムって、まるで玉手箱のようなんですよ。色々な宝がたくさん入っているって感じかな~(^^)
さて、その時のインタビューの一部をご紹介しま~す!

박승화:제가 먼저 곡을 쓰구 세준이가 이제 그후에 가사를 부쳐요. 곡을 먼저 쓸 때 제 느낌은 아 어떤 어려운 코드나 이런 거를 좀 벗어나서 정말 좀 편하게 들을 수 있는 그런 곡들을 만들어야겠다라고 생각을 해요. 좀 튀지 않는 음악 그리고 좀 언제나 좀 마음이 편안할 때 들으면 더 편해질 수 있는 그런 멜로디를 뽑으려구 많이 노력을 하죠. 그러면 또 세준이가 거기다가 그런 가사들을 잘 붙여줘요.

임:사람들이 들으면서 좀 안식을 얻을 수 있는 그런 음악 멜로디를 만드신다고 그러셨잖아요? 가사를 그럼 적으실 때두 만드실 때두 작사하실 때두

이세준:네. 가사두 같은 맥락이구요 좀 실생활에서 많이 벗어나지 않는 거였으면 좋겠어요. <신부에게>는 결혼식에서 축가루두 많이 사용할 수 있는 노래였구. 이 최근에 발표한 <사람찾기>라는 노래는 인제 한국에서 유행하구 있는 미니홈피를 통해서 옛날 친구를 찾는 그런 내용이거든요. 그러니까 우리가 살다보면서 쉽게 겪을 수 있는 얘기들을 음악속에 이렇게 녹아 녹여 놓으면 그거 음악 들으시면서 그냥 내 생활과 멀지 않은 얘기래서 더 친근하게 느껴주시는 거같드라구요

박승화:노랠 듣다가 아이구 내 얘기네. 이렇게 대중들이 듣구. 그게 뭐 웃을 수두 있는데. 그때 가장 희열을 느끼는 거같애요. 만든 사람이나 듣는 사람이나

이세준:그 <신부에게>라는 노래에서는 이렇게 후렴부분이 그대도 나도 아닌 다른 이유로 아파,,, 좀 해볼까요? “그대도 나도 아닌 다른 이유로 아파해야 했던 날 참아 준 그대 약속할게요. 더 이상의 눈물은 없을 거란 걸”


パク・スンファ:私が先に曲を作り、セジュンがその後、歌詞をつけるんです。曲を作る時の感じとしては難しいコードなどを避けて気楽に聞ける曲を作らなければと思うのです。あまり目立たない音楽、それから気持ちが楽なときに聞いてももっと楽になれるようなメロディーを作り出そうと努力しますね。するとセジュンがそれにうまく歌詞をつけてくれるんです。

林:皆が聞いて安らぎを得られる音楽、メロディーを作るのだとおっしゃいましたが、歌詞を書く時も、、、

イ・セジュン:歌詞も同じ脈絡ですね。実生活からあまりかけ離れてないようなのが良いですよね。「新婦へ」と言う曲は結婚式で歌えるお祝いの歌ですし。最近発表した「人探し」と言う歌は今、韓国で流行っているミニーホームページを使って昔の友達を探す内容なんですよ。だから私達が生活していて普通に経験する話を音楽の中に溶かしておくと、この歌を聞いた人も自分の生活にもあるような話なので親近感を覚えてくださるんですね。

パク・スンファ:歌を聞いて、え、これって私の歌じゃない?と思ってくれるんですよね。その時一番喜びを感じるのだと思います。(歌を)作った人も、聞いている人も。

イ・セジュン:「新婦へ」と言う歌では繰り返しの部分が、君でも私でもない、他の理由で苦しい、、、少しやってみましょうか?「君でも私でもないほかの理由で苦しまなければならなかった私を耐えてくれたあなたに約束します。もうこれ以上の涙はないだろうと言うことを。」

yurisangja be happyインタビューの時、歌ってくれたんです。
生まれてはじめて聞く유리상자 の生歌に感動!感激!大感激しました!本当に素敵な思い出になりました。歌ってくれたのは3rdアルバムの『be happy』に収録されている「신부에게 新婦へ」という歌です。유리상자 を代表する一曲であり、韓国の結婚式で歌われる定番ソングにもなっています(歌詞が泣かせる)。他にも心の温まる歌がたくさんありますから。是非유리상자 、聞いてみてくださいね。
さて韓国のバラードについて取材した、韓国語ジャーナルの11号には二人の素敵な話と歌が収録されています。こちらも是非手にいれて聞いてみてください。