2007年11月12日
하리수 (ハリス)

今年の3月のはじめ頃、テレビの収録のため来日したハリスさんに会うことが出来ました。彼女はいわゆるトランスジェンダーで、2002年韓国では初めて戸籍上女性として認められました。
韓国では2001年、歌手としてデビューし、アーティストとして、タレントとして、いま韓国はもちろん台湾やアジア各国での人気ぶりは本当に凄いですよね。
彼女に会った日は少しどんよりしていたのですが、定刻通り現れた彼女は透き通るような肌の持ち主で、一瞬にして周りがパット明るくなりましたね。背がすらっとしていて、いわゆる<몸짱 モムチャン>そのものでした。
色々なお話をしていく中、すご〜く苦労していたと伺ったのですが、そう言っているわりには本当に明るくて、何の屈託も感じなかったのです。一時間くらいお話をしましたが、彼女が男性だったなんて、まったく感じませんでした。
今年の6月結婚されたご主人(その時はまだ恋人でしたが)の話になったのですが、少し偏食気味のご主人のことをすご〜く心配していたり、と本当に普通の女の子でしたね。
ハリスさんとのインタビューの前に韓国のMBCで放送された「ドキドキする心」というドラマを観ました。
彼女の役は彼女の境遇にとても似た女性でした。
トランスジェンダーで性転換に踏み切り,ある日家族の前に戻ってきた女性の役です(ハリスさんも「私にそっくり」と語っていました)。
世間の偏見に傷つきながらも家族には自分を認めて欲しい。
主人公は決心し、ある日生まれ変わった姿で家に帰ります。
しかしやはり男の子が女の子になって目の前に現れたことに家族は戸惑いを隠せません。
そこから自分を認めてもらうためのハリスさん演じる女性の奮闘ドラマが始るんですが、どのシーンもけなげなんです、、、。
インタビューの中でハリスさんは自分のモットーを<최고가 되는 것이 아니라 최선을 다하자!>「最高になろ〜と思うのではなく、最善を尽くす」とおっしゃっていました。
ドラマを観ていたせいでしょうか、「トランスジェンダーであることで傷つき、周りの人を傷つけてきた。でも私は最善を尽くして生きていたい。」とハリスさんが言っているように聞こえました。
ちょっと悲しいけど、でも彼女の強さとけなげさを感じてジンときました。
彼女とのインタビューはアルク出版の<韓国語ジャーナル>第21号に詳しく掲載されています。

