Profile
林周禧(イム・チュヒ)

韓国ソウル生まれ。両親の仕事の関係で高校のとき来日。
大学在学中にフジテレビのコーディネーターをつとめ、日韓関係の様々な仕事に携わる。
現在、NHK国際放送局の韓国語アナウンサー、ナレーター。 また民放のテレビやラジオ、講演会を通して韓国の最新情報を日本に紹介している。
早稲田大学、NHK文化センター青山校では韓国語講師としても活動中。 美容関係にも関心が高く女性誌を中心に韓国最新美容情報をレポートしている。

[詳しいプロフィール]

著書の写真

著書「音で味わう韓国語の
名文、名作」発売中

イム・チュヒのBlog
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出会い

2007年07月29日
群馬ハングル愛好会の集い

7月21日(土)群馬県高崎にある<群馬ハングル愛好会>に
行ってきました。
「異文化はいい文化」というすご~くスケールの大きなタイトルが
ついたこの集まりに80名くらいの方が参加してくださいました。

一応、簡単なあらすじを書き込んだ原稿を持って行きましたが、
またいつものように好き放題、色々なお話をしてしまいました(^^;)最後は本当に素敵な花束まで頂き感動しました。
また食事会にも参加し楽しい時間を過ごすことが出来ました。
桜井さんをはじめ理事の皆さん、そして講演会にいらした皆様、
本当にありがとうございました!!

講演会にいらした方からお手紙を頂きましたので少しご紹介させていただきます。

威一郎さんからです。

、、、民族教育、夫婦別姓、韓国語の語尾の持つ意味等々、体験に基づくお話はどれもこれも釣りたての魚のように活きがよくて大変に印象深いものでした。書き取りが出来ないと聞き取りが出来ない、との指摘は、いつまで経っても韓国語が上達しない私には、とても耳の痛い話でした、、、

言語を学ぶということはただただ言葉だけを学ぶのではなく、
その国の文化や社会、人、その言葉が持つ微妙なニュアンス、、、あらゆるものを学び、肌で感じることだと思いますね。
それから私が韓国語を教える時は「書くこと」を大事にしています。日本語が土台になっている耳は韓国語の音に対して色々な錯覚を起こしがちです。だから、まずは「書くこと」からスタートして欲しいと常々思うのです。

亜維子さんからです。

、、、最初、ドラマではなく仕事のために興味が沸きました。仕事をはじめて以来韓国は大きく変わりました。 韓国ビザが無くなりワーキングホリデー協定が結ばれ、、、言葉だけではなくその国の現状も学んでいきたいです、、、時間が無くお話も出来ませんでしたが 私が持って行った韓国語ジャーナルを読んでもらえて嬉しかったです、、、

朗読の際、韓国語ジャーナルをどなたからかお借りしたのですが、亜維子さんのだったのですね!ありがとうございました!
スケジュールの関係で会場にいらした皆さん全員とお話できる時間も持てなかったのが残念でした。
こうしてお手紙をいただくと、やはり一語でも皆さんと言葉を交わす時間を持つべきだったな~と思います。

群馬県立女子大学大学院生で群馬ハングル愛好会で韓国語を
教えているイ・ユンファさんからです。

어제는 늦게 까지 힘드셨죠?                      공부하면서 가끔씩 잊어버리게 되는 한국인으로서의 책임감이나 초심을, 여러분의 얘기를 열심히 들어주시는 선생님 모습을 보고  다시 한번 생각했습니다. 소중한 시간,말씀 감사합니다. (昨日は遅くまで大変だったですね。勉強していて忘れてしまう韓国人としての責任感や初心を、、、みんなの話を一生懸命聞いていらしてる先生の姿を見てもう一度考えさせられました。貴重な時間、お話、ありがとうございました。)

ユンファさんの周りにも韓国のことを知りたい一心で一生懸命の方が多くいらっしゃると思います。
私の場合、そういう方がいらっしゃることが色々な意味で
「励み」になってきました。これからもたくさんの出会いを積み重ねていきたいと思っているんですよ!

威一郎さん、亜維子さん、ユンファさん、これからもアザアザ!!です(^^)

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2007年07月17日
横浜コリアン文化研究所主催 「声に出して読む美しい韓国語」講座

7月8日(日)横浜コリアン文化研究所主催で「声に出して読む美しい韓国語」講座をやらせていただきました。
午前のクラスと午後のクラスを3時間ずつ、韓国語ジャーナルの『声に出して読む美しい韓国語』から作品を一つ取り上げ話したり、皆さんそれぞれが持ってきた作品を読んでもらったり、私が読ませてもらったりしました。

私って結構人見知りで、ものすご~く緊張する方なので、誰かに最初会う時はいつも「ドキドキ」するのですが、まあ、この日も例外ではありませんでしたね(^^;)それでも平然を装って(?)進めていくと、積極的な皆さんのおかげもあってすぐに打ち解けることができ、楽しい時間を持つことが出来ました!、、、多分皆さんも、、、

いろいろなお話をしながらの6時間はあっという間に過ぎてしましたが、私にとってもとても有意義な時間でした。
例えば、パッチムのㄴ、ㅁ、ㅇ、母音の어と오、濃音と激音の違いはとても難しいですよね。横浜コリアン研究所に集まった皆さんも全員が「自信がもてない」「練習方法がわからない」と口々におっしゃっていました。でもこれらを身につけるのは綺麗な韓国語を話す上で避けては通れないポイント。
韓国語を教える者として、身につけるための何かいい方法はないものかと常々考えてきたのですが、その自分なりの要領(?)というか、コツ(?)のようなものを今回整理して話してみました。
すると熱心に取り組んでくれた皆さんの発音がみるみる変わったんです。これには私自身もビックリ、と同時にとても嬉しい気分になりました。(^^)

有意義な時間を持てたことに感謝!感謝!大感謝!です!!!
私も新鮮な刺激を受けて大変勉強になりました!!! 
遠くからいらっしゃった方もいて大変だったと思います。
皆さん、本当にお疲れ様でした!&ありがとうございました!

さて次の土曜日、7月21日は群馬県の高崎にある群馬ハングル愛好会で韓国語の学習や韓国のことについて話させていただく予定です。今度はどんな出会いがあるのか楽しみです。
よろしくお願いいたします!


午前のクラスと午後クラスの皆さんと、、、ハイ!김치!


2007年05月22日
ピアニスト 백건우( ペク・コヌ)

日本ではグンウー・パイクと言われていますが、本当の名前は백건우ペク・コヌと言います。日本で「パイク」と呼ばれているのは多分ローマ字で書かれている「Paik」という苗字からきているのでしょう。
1946年韓国ソウルに生まれ、15歳の時ジュリアード音楽院で学び、ニューヨークで活動した後、1982年からフランスを拠点に活動している韓国が世界に誇るピアニストです。

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生まれて初めて백건우さんのピアノに大きな衝撃を受けたのは
私が中学3年の時に見た演奏会でした。
いいな~、あんな演奏が出来るなんて、、、それからずっと憧れの存在でしたね(^^)
その백건우さんにお会いできたのは2002年でした。
NHKの招請で大阪、名古屋、東京で韓国のKBS交響楽団との共演が行われたとき、コーディネートをまかされご一緒しました。
いま考えてもあの一週間はまさに夢のような(?)至福の時間でしたね。

백건우さんの演奏は繊細で透明感に溢れています。
しっとりと心にしみ込んでくるような心地よさ、、、と思えばスケールの大きな曲ではピアノの音がどこまでも広がっていくような高揚感
たっぷりの演奏を聞かせてくれます。
そしてどちらの音もとても優しいんですよね。
どうしてこんなに優しいんだろう?ってずっと思っていましたが、
実際お会いして、その理由がちょっと分かったような気がしました。本当に大らか方だったんですよね!!!

ピアニストって結構神経質な人が多くて、練習するとき周りを人が
歩き回るのは普通考えられないのですが、백건우さんはスタッフが舞台を忙しく動き回っても余裕の表情で気持ちよく練習をなさって
いました。
そのリラックスした姿に驚き、“超”がつく凄い演奏にタメ息!

またオフ・ステージではいつも奥様を同伴されていましたが、
お二人の近くにいると백건우さんの奥様を思う優しい気持ちがとてもとても伝わってくるんです。あの演奏の優しさは人柄なんだ、、、
まじかで過ごした一週間の間、何度もそう思いましたね。

そして、目の前で聞いた(目の前と言っても舞台裏でしたが^^;)
ピアノ演奏は大感激の連続でした。
ラフマニノフのピアノ協奏曲が大好きで色々なピアニストの演奏を聞いてきましたが、백건우さんのラフマニノフは人を圧倒する迫力を持ちながら最後まであたたかさが途切れません。
というよりあたたかな気持ちが大波のように次から次に押し寄せてくる感じ。まさに打ちのめされるような演奏でした。

そして、ラフマニノフの壮大な演奏に続いて、フォーレの無言歌の
ピュアな演奏が始るわけです。
「天から聞こえてくる音色」とでも表現したくなるような、、、
気づいたら涙がこぼれていました。

直接お会いし、生の演奏を聞いてから、いままで以上に백건우さんのアルバムをよく聞くようになりましたね。
たくさん素晴らしい演奏CDがありますが、私のお勧めは下の二枚(どうしても一枚にしぼれない^^;)。

「ラフマニノフ ピアノ協奏曲全集」と「フォーレの無言歌」です。
ぜひ聞いてみてください!